原発と電力のウソ

■「原発の電気は安い」は本当か 熊本 一規 これだけの大惨事を前にして発想を疑うのだが、{原発推進派} が巻き返しに躍起になっている。いわく、戦後復興は原発の安い電気のおかげ、原発を再稼働させないと大停電が起きる……。大新聞やテレビが報じない原発と電力のウソを特集する。■足りる? 足りない? 東電が隠す夏の電力 西尾 漠 福島第一原子力発電所の事故収束がままならないなか、東京電力は夏の電力需給逼迫に鑑み、管内の需要者に対して15%の節電を呼びかけている。原発が動かないから電力が足りないのか。東電がひた隠しにする夏の電力を検証する。●全ての原発が停止しても電力は大丈夫!■東電社内で消された危険信号 23年前から予想されていた大津波 添田 孝史 東日本大震災と同じような大津波が、約1100年前にも仙台平野を襲っていた証拠が見つかったのは1988年のことだ。約1000年ごとに3回襲来した痕跡が地層に残されており、当時から「次」がいつでもおかしくない状況だった。東京電力は津波の危険性を何度も警告されていたが、黙殺し続けた。震災後、東電の首脳が「想定外だ、免責だ」と言うのを聞くたびに、この組織が深く病んでいるのを感じる。■国際原子力マフィアIAEAの正体 チェルノブイリのデータはなぜ改竄されるのか 成澤 宗男 この国際機関に対し、以前から世界の環境団体のみならず、医師や科学者からも多くの批判が出ているのはなぜか。その役割が、核についての真実を隠蔽することにあるからだ。

  • ルポ 岩手県北部被災地を歩く「これからが闘いだ!」――復興にかける漁師の叫びと海がくれる明日への力 下平 真弓同じ「被災地」でも、認知度には差がある。岩手県北部は宮城県などに比べれば被害は小さく、報道の機会も少ない。しかし命が無事でも、生活の糧を失い、補償もなく、肩を落としたままの漁師が、この地域にも数多くいる。六市町村(洋野町、久慈市、野田村、普代村、田野畑村、岩泉町)の漁港を訪ねた。
  • 歴史・公民 育鵬社・自由社版教科書これを子どもに教えるの? 石山 久男「新しい歴史教科書をつくる会」系の二社から出た歴史と公民の教科書。その内容を、これから四年間、中学生に教え続けていいのだろうか。二社に共通の特徴的な問題点を指摘する。
  • 70年代の光と影17届かなかった建議書 沖縄不在の「復帰」に、異を唱えた屋良朝苗 平良亀之助
  • 損しないための生命保険講座 後田亨一生を通じて、かなりの金額を投じる生命保険。ムダや損はないか、「保険の見直し」してみましょう。
  • 実態編 「はずれ大勢のクジ」と思え実践編 今すぐ役に立つ! 「保険広告」の見方 新聞で、テレビで、雑誌で、あらゆるところで目にする保険の広告。そこには「保険に入るとこんなに安心」と、うまい話がならびます。でも、ちょっと待て。広告のキャッチコピーに引きずられてはいけません。これらの広告の裏を読んでみれば、その商品がアナタに必要なものかどうかわかるのです。とにかく不安をあおるパターン「誰もが入れる」がウリのパターン「多数派」の安心感を強調するパターン
  • 応用編 「ライフステージ」は忘れろ 
  • 東日本大震災、保険請求はどうなるの? 
  • 残夢 坂本清馬の一生 第17回 獄中闘争 鎌田 慧
  • サウンドデモ グレードUP講座街と音をリミックスした「歩くオブジェ」に参加者は巨大な「青空オーケストラ」! 平井玄 ひらい げん/批評家藤田正 ふじた ただし/音楽プロデューサー8年前のイラク反戦デモから始まった「サウンドデモ」が、震災後の反原発運動の中でますます:進化”を遂げつつある。今後、警察の弾圧も強まりそうだが、この「新しい文化」をさらに成熟させていくために、私たちは「どういう意識で」参加すればよいだろうか。
  • 道徳教育 公徳心、規範意識、公共の精神……子どもに押しつけられる「がんばろう日本」 平舘 英明新学習指導要領の柱は愛国心を核にした道徳教育だ。そして今、学校全体で道徳教育が推進されようとしている。国が求める愛国心とは何か。子どもたちに刷り込まれる道徳的価値とは何か。その本質に迫った。

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