NGOは 新政権に 何を期待するか

それぞれの分野で足腰の強い活動を展開しているNGOの中から七団体に、始動間もない新政権の重要課題について語ってもらった。政策遂行の裏付けとなる財政をめぐっては、経済学者に聞いた。

■憲法自公政権で強まった明文改憲の動きを清算せよ許すな!憲法改悪・市民連絡会 事務局 高田 健■防衛普天間県内移設を拒否し対米従属外交の大転換をヘリ基地反対協議会 共同代表 安次富 浩■労働フリーランスの労働者も安心して生きられる社会に連合ユニオン東京・委託労働者ユニオン 書記長 小林 蓮実■司法部分改良の余地はない、裁判員制度は即刻廃止を裁判員制度はいらない!大運動 事務局次長 藤田 正人■福祉幸せの分かち合いや助け合いの生き方支援をCILくにたち援助為センター 代表 安積 遊歩■環境場合によっては、中長期目標見直しも視野に「環境・持続社会」研究センター 事務局長 足立 治郎■教育パフォーマンスではない教育の原点に立った改革をDCI日本支部 代表 福田 雅章■財政“バラマキ”批判を恐れず所得再分配機能をはたせ神野 直彦

  • 佐高 信 対談 日本を何とかしよう2福島みずほ消費者及び食品安全・少子化対策・男女共同参画担当相社民党は、安全保障政策などで民主党とのズレを指摘されることが多い。なぜ連立政権に入り、なにをしようとしているのか。初入閣した福島みずほ党首に、佐高信編集委員が今後の方針を聞いた。
  • 東郷和彦・元外務省条約局長に聞く 密約「赤いファイル」の行方と 安全保障論議のあり方日本政府とりわけ外務省への信頼を壊してきたのが日米密約問題だ。米国の情報公開で資料が出てこようが、元外務官僚が密約の存在を認めようが、政府は密約の存在を否定し続けてきた。一〇年前に外交資料を整理したという東郷和彦・元条約局長に真相を聞いた。
  • 佐藤優の歴史人物対談10 和田洋一と語る 奈落への地すべりを押し返すのは民衆の力政権交代で、劇的と言って良いほどの政策転換が起きている。だが、世界を覆う同時不況の行方は楽観を許さず、私たちは帝国主義やファシズムの危険性から目を背けてはならない。戦前の知識人たちは日本型ファシズムの時代をどのように過ごしたのか。久野収らと『世界文化』を拠点にした和田洋一に登場していただこう。
  • 再び「池子の森」に米軍住宅建設が強行か 首都圏最大の緑地帯が破壊の危機に 粂 潤一八〇年代に全国的な話題を集めた、逗子市の池子の森米軍住宅建設問題。結局は国に押し切られてしまったが、今度は「追加建設はしない」という約束を破り、またもや防衛省は、米軍だけを優先して大規模な自然破壊を目論んでいる。
  • 高遠菜穂子リポート 破壊と希望のイラク メソポタミアの地で出会った人々第10回「冬の兵士」とイラク人の対面を模索 苦しむ両者の架け橋に
  • アフガニスタン戦争の内幕 暴露された「対テロ」の嘘(中) なぜ「ビンラディン」なのか 成澤 宗男多くの人々は、「9・11」を実行したオサマ・ビンラディンを捕まえるのが戦争の目的と考えている。だが、FBIは「ビンラディンと『9・11』を結びつける証拠はない」と言明。米国政府もこれまでの約束を破り、一度もこの「証拠」を明示していない。
  • 国労闘争団の子どもたち 物心ついてから毎日が闘いだった 司会/まとめ 清水 直子 与野党が逆転して、民主党の連立政権ができた。二三年にわたって闘い続けている国労闘争団や支援者の間には、政権交代によって「民営化政策」が見直され、JR不採用事件の政治解決に向けた動きがあるのではないか、との期待が高まっている。 このあまりに長い闘いは、家族の生活をも大きく変え、よちよち歩きをしていた子どもも大人になった。大人になって、父親たちの闘いをどうみているのだろう。総選挙を間近に控えた八月の初め、一〇四七人の解雇撤回を求めて闘い続ける父を持つ、三人の「闘争団の子どもたち」に話を聞いた。◆あまりにも理不尽! 政権交代を機に政治解決を 原告団中央協議会事務局長 佐久間 誠

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