税金を考える

そもそも税金は、どういった人や企業などからどのぐらい取ればよいのか。また、どのような目的に使うのがよいのか――それを決めるのは当然、主権者である私たちだ。貧しい人たちに負担が重い消費税率の引き上げを画策しながら、権力闘争に明け暮れる「麻生自民党」。こんな政治家に生活を委ねていいのか。

■麻生増税を嗤う永田町の闇 天城 慶■むしられても怒らない羊たちの消費税 三木 義一麻生太郎首相は消費税の引き上げにこだわっている。その姿は、与党内から反発が出るほどだ。そもそも消費税とはどういった税で、どのような性格をもっているのか。■消費税を上げる前にやることがある 荻原 博子いつの頃からか、消費税増税が避けられないものとされている。でもちょっと待て! 消費税増税よりも、今ある {ムダ} をなくせば、消費税増税分のお金は捻出できる。■税金は金持ちから取れ! 浦野 広明今現在、所得税にしろ住民税にしろ、大企業や高額所得者、株式配当・売買益に対する異常なまでの低税率がまかり通っている。まずはこれを是正するのが先決だ。

  • 文学者は「炭坑のカナリア」に赤川次郎さんインタビュー時代と作品を語る あの「三毛猫ホームズ」から30年。還暦となった赤川次郎さんが社会や政治に対する批判的な姿勢を鮮明にし、それを作品に反映させている。超ベストセラー作家が語る「時代と作品」とは。
  • 侵略の前線基地日本列島6嘉手納 成澤 宗男◆宮城篤実・嘉手納町長に聞く日本政府は町民に未来永劫、「爆音に耐えろ」と言うの
  • 辻元清美の永田町航海記リターンズ72 ソーリ、ソーリあなたの出番はもう終わり
  • 「民法772条は違憲」と初の提訴 坂本 洋子離婚後三〇〇日以内に生まれた子は前夫の子とする民法七七二条は一昨年から新聞などで大きくとりあげられるようになったことで注目され、法改正直前までいった。だが結局は、離婚後妊娠のみを「現夫の子」として認める法務省の通達による運用改善に落ち着いた。そのため、離婚前妊娠で「現夫の子」として出生届を出し受理を拒否された女性が、妊娠が離婚前か後かで異なる扱いを受けるのは法の下の平等に反し違憲として、居住する市と国を提訴した。この規定での違憲訴訟は初めてとなる。
  • 竹島/独島はだれのもの? ■日本政府が竹島問題を 教科書に載せたい理由 俵 義文「新しい歴史教科書をつくる会」教科書の採択問題があった二〇〇五年に島根県が「竹島の日」を制定し、これに韓国が強く反発・抗議して以降、竹島問題は日本の歴史歪曲問題として日韓で対立が続いている。〇八年七月、政府・文科省が竹島/独島を学習指導要領の解説書に記述したため再び外交問題になった。◆韓国発 戦後処理で竹島を除外した日本政府■韓・日両市民の間に 冷たい風を吹かせないために 李 信 チョル
  • 住民投票で「米軍NO!」世界の実例に見る「民主主義の形」 布施 祐仁住民の声に耳を傾けることこそが民主主義であり、住民自治だ。「国防だから」などという理由で、そこに住む人たちが無視されていいのか。世界では、それを問うた住民投票が相次いでいる。住民投票で米軍に「NO!」を突き付けているのである。
  • シリーズ 生きている労働組合18阪急トラベルサポート支部 野村 昌二このままじゃあ殺される!!低賃金と重労働にあえぐ旅行添乗員が立ち上がった「ツアコン」と呼ばれ、華やかなイメージでかつては学生の就職先として人気の高かった旅行添乗員。しかし今や非正規が主流で、しかも長時間労働で低賃金。「ワーキングプア」並みの厳しい就労実態だ。そんな中、二〇〇七年に結成された全国一般東京東部労組HTS(阪急トラベルサポート)支部。「添乗員の仕事を、若い人にとって誇りあるものに」との思いで会社と交渉を続け、残業代支払いを求めて裁判にも立ち上がった。

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