裁判員制度に反対する

このままでは五月から裁判員制度がはじまる。現状の刑事司法には確かに問題が多い。だが、裁判員制度で、刑事司法が改善されるとは思えない。反対の声は強まっている。裁判員制度はとりあえず凍結し、議論を尽くすべきだ。

■あなたは 死刑を 宣告できますか 青木 理■思想調査を 兼ねた制度に なってしまう 松井 克明■法務官僚による 司法支配を 打破するためには 保坂 展人  

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  • シリーズ 生きている労働組合17悪質経営者のやり得は許さないAPFS労働組合野村 昌二 十数万人に上る非正規外国人就労者をサポート深刻化する国内の人手不足を背景に、外国人が重要な労働力となっている。しかしその立場は弱い。とりわけ深刻なのが、観光ビザなどで入国し期限が切れても単純労働に従事する「非正規就労者」だ。労災や残業代の未払い……。給料をピンはねする経営者もいる。二〇〇七年に旗揚げしたAPFS労働組合は、そんな非正規就労者の {駆け込み寺} となり、団体交渉権を「武器」に彼らへの権利侵害と闘う。
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