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〈880号注目記事〉

●尾木ママ、大震災後をどう生きる?
 対談 石坂啓  尾木直樹

“尾木ママ”の愛称で知られる教育評論家の尾木直樹さんと、本誌編集委員でマンガ家の石坂啓さん。
子育てや教育問題などで意気投合し、以前から親しいお二人が、東日本大震災後のこの国のゆくえをタブーなく語った対談。
そのほんの一部を紹介する。

●数字が見抜く 理不尽ニッポン
 第六回 ピンハネされてるあなたの給与!
 武田 知弘

この一〇年、会社員の給料は下がり続けている。
それをピンハネしているのは、ほかならぬ、企業だ。
その証拠に、企業の貯金は異常なほどに増えている。
消費が冷え込み、不景気になる要因はここにある。

●70年代の光と影 21
戦争責任問題を浮上させた
昭和天皇裕仁の二つの「海外訪問」
天野恵一

●日本人ジャーナリストが潜入!
 暴力都市モンテレイ
 メキシコ「麻薬戦争」
文 工藤 律子 写真 篠田 有史

タブロイド紙の一面を頻繁に飾る死体写真。
メキシコ合衆国・カルデロン政権が麻薬組織に
宣戦布告した2006年12月以来、5万人近い死者を出している。
麻薬組織、軍、連邦警察の三つ巴の戦いが、
暴力を激化させている。
日本では報じられていないメキシコで
いま最も危険な町モンテレイ。何が起きているのか。

●浮躁中国 42
 3年を過ぎた四川大地震被災地の今
 麻生晴一郎

2008年5月に発生した四川大地震。
被災地では復興が進む一方で、いろいろな矛盾も噴き出している。

●連載 飲水思源 第4回
 志、雲より高く

徳間康快が社長を務めた現代史出版会。ロッキード事件が発覚した1976年、同社から『権力の陰謀』が出版されると渡邉恒雄は窮地に立つ。児玉誉士夫との仲を否定し、読売新聞社長への願望もないと語っていたが……。

●食品中の放射性物質
 新基準値でリスクはどうなる?
 植田武智

これまで:暫定”だった基準値が4月から引き下げられます。はたして国民の健康は守られる?

854号目次


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854号の注目記事

■歴史・公民
 中学校教科書採択の年
 育鵬社版・自由社版もNO!
 俵 義文

歴史歪曲・日本国憲法敵視の教科書が二種類出ている。
今年は中学校教科書の採択が行なわれる。
各地での教科書展示会が終わり、八月末までに行なわれる採択は山場を迎えている。

■「大学の死、イングランド方式」
 ニック・クドリー
 アンジェラ・マクロビー
 解説・翻訳 本橋哲也

昨年末、かつてない激しい抵抗を伴いながら可決したイギリスの学費値上げ法案。ここに異議申し立ての理論的支柱となる論文を紹介する。問題の核心は、3.11を体験した日本社会では、より明確になる。

■地球のための化学物質講座2
 化学物質と放射性同位元素
 中地重晴

◆タイトル見て引いたアナタ! 戻ってきて~!
 要するに「化学物質」と「放射性物質」の違いとは何か、というお話なのですよ。

■東京電力の正体6
 原発推進メディアの癒着
 フジ株主総会で噴出した株主の怒りを聞け
 横田 一

 「脱原発」提案で大荒れとなった東京電力の株主総会。
 翌日にはその東電から元社長が「再就職」している大メディアの株主総会も揺れた。
 原発推進メディアとの癒着を再び問う。

■原発被災者の苦しみは届いているのか
 まったく反省していない東電の経営者たち
 佐高 信

 六月二八日に行なわれた東京電力の株主総会。経営陣の責任追及、
 脱原発提案が挙がったが、委任状が優先され予定調和の内容となった。
 総会の一部始終を見ていた評論家・佐高信の目にはどう映ったのか。

■対談 重松清×中島岳志
 3・11後も続く日常
 ゆっくりしみこむような言葉を

 加藤も東電も、自己の問題のはず。
 自己の中にある加藤や東電と
 向き合わなければならない――中島

 いろんなことを和らげながら
 行なっていく。そのなだめる
 ものが大事だと思うんです――重松

■佐藤優の飛耳長目63
 検察と癒着する経済官僚が日本の闇権力を作り出す
       

841号目次


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841号の注目記事

■判決 秋葉原事件 私たちは問われている
人は孤独ゆえに人を殺すのだろうか――。2011年3月24日、東京地裁、「被告人を死刑に処する」。3年前の6月8日、東京・秋葉原の歩行者天国にトラックで突入した上、ナイフで歩行者を次々と刺し、7人を殺害、10人に重軽傷を負わせたとして殺人罪などに問われていた加藤智大被告(28歳)は、判決の瞬間、身じろぎもせず、直立不動のまま、裁判長を見つめていた。1年前の初公判で「償いは事件を明らかにすること」と語った加藤被告だが、計30回に及んだ公判を通じ、無表情でただ一点を見つめ続け、淡々と自己を分析し証言をする。その姿は、被害者や遺族からは本心を明らかにしたとは映っていない。なぜ彼は事件を起こしたのか。判決は、事件を起こした主な動機が !居場所であった掲示板上での荒らしやなりすましに対してやめてほしかった@ ことと認め、また、虐待とも言えるような不適切な養育歴が彼の人格を形成する一端を担ったと指摘した。他者への共感性の欠如、それによって他者と信頼関係を築くことができず、周囲への不満と非常に強い孤独感を抱いていたという加藤被告。「家族や友人、仕事もなくなり、今、思い止まったとしても、もう自分の居場所はどこにもない」と、3回躊躇しながらも、犯行を実行した加藤智大という人間が抱えていたモノは――。現代日本社会に生きる私たち誰しもが同じような孤独に陥る可能性
は――。今後、同様の悲劇を繰り返さないためにも、今、問われているのは私たちである。

◆生と死の境界線を彷徨う若者たち
 雨宮 処凛

秋葉原事件は、「派遣社員の物語」へと回収されるには完璧すぎた、
と語る雨宮処凛本誌編集委員。裁判傍聴に通い、間近で
加藤智大被告を見ても深まるのは「わからなさ」ばかり。
彼はいったい何に対して怒ればよかったのだろうか。

◆掲示板とリアル社会承認の場はどこにあったのか
 佐々木 俊尚

「(掲示板は)家族同然の人間関係」
「掲示板を奪われたことが事件の動機」――加藤智大被告の言葉は、
ネット上のコミュニケーションに潜む闇を浮き彫りにした。
承認・不承認が大きな意味を占める世代にとって、
秋葉原事件とは何だったのか。

◆「加藤くん」が抱えた孤独とは
 弓削田 理絵

ケータイの電話帳が友だちの数を計る指標となり、
履歴の少なさが孤独を物語る――。
公判を一年間傍聴し続けた、
加藤被告と同世代の本誌編集部員が、
この時代に生きる若者の苦悩について綴る。

◆虐待が人格形成に与える影響とは
 「事件の原因は、私のものの考え方」
 西村 仁美

加藤智大被告への被告人質問の中で、
母親による「虐待」問題が浮かび上がった。
自分の体験と重ねて公判を傍聴し続けた女性もいた。
虐待は人格形成にどんな影響を与えるのか。
非行に結びつくことはあるのか。

◆秋葉原事件と”私”は向き合う
 対談 大澤信亮×中島岳志
 現実と仮想の狭間で繋がる身体と言葉

言葉と現実のギャップを抱えている人はたくさんいる――中島
日常的な現実ではない、言葉へのリアリティがすごく強い――大澤
言葉と身体が繋がった、彼に届いた言葉があった――中島
誰の声も入れない自分のなかにも、言葉という他者だけはいる――大澤

■〔震災〕
 少しでもお役に立てれば幸いです
 避難生活支援情報

1日も早く元の生活を取り戻せるよう、被災者の方々の生活を支援する情報をお届けします。

■メディア一撃

◆ 原発震災報道
“専門家”の「安全」解説の危険
 山口正紀

◆ボランティア主体の
 番組「いま私たちにできること」が開始
 岩本太郎

◆東日本大震災であらゆるメディアは”減災”を目指せ
 砂川浩慶

■辻元清美の永田町航海記リターンズ94
現場と政府を経験した一人として被災者の心に寄り添い力を尽くしたい

■残夢 第8回 革命修行
 鎌田慧

■「ただちに健康に影響をおよぼすことはないが」の意味を読み解こう
 植田武智

 放射性物質について、政府はいつも同じフレーズを繰り返してばかり。本当はどうなの?