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       897号目次

〈897号注目記事〉
●今の法体系は過酷事故に対応できない
 国会事故調、菅首相・枝野官房長官(いずれも当時)から事情聴取
本誌取材班

福島第一原発事故当時、政府の中枢にいた菅直人前首相と枝野幸男官房長官(当時、現経産大臣)が、国会事故調で証言した。浮かび上がったのは原子力災害対策特別措置法(原災法)の不備。これでは原発再稼働は危険きわまりない。

●満腹の情景 第6回 「生きもの」と「生きもの」をつなぐ「食べもの」
 命を入れるナイフ
 写真・文 木村聡

●原発は不良債権である
 金子勝・慶應義塾大学教授に聞く

放射能汚染が続く原発事故から一年以上経過してもいまだ誰も責任を取らず、
国民負担で加害企業・東京電力を救済し続ける事業計画だけが進む。
「原子力政策大綱」策定会議メンバーでもある金子勝・慶應義塾大学教授に聞いた。

●「次長課長」河本準一氏バッシングを見誤るな
 問うべきは福祉事務所のあり方と、「扶養の要件化」の危険性
 藤藪 貴治

お笑い芸人「次長課長」の河本準一氏の母親が生活保護を受給していたことが、
大きな問題となっている。バッシングに隠れがちだが、
この問題の裏には生活保護行政をめぐる重要な論点が隠されている。
ケースワーカー経験者の藤藪氏に読み解いてもらった。

●トラブル多発も「当事者ではない」と言い逃れる厚顔無恥
 ビックカメラが取材者に”脅し”
 杉原 章一

●対談 雨宮処凛×ロベール・ゲディギャン 『キリマンジャロの雪』監督
 貧困、経済格差―一日に90人が自殺する「やさしくない社会」、日本。

 なのに100万人規模のデモは起こらない。
 「世代間格差の壁」で連帯できないんです。
 なぜフランスではそれができるんですか?

 フランス人は自国の歴史を学ぶ中で自然と社会主義思想が根づいていきます。
 だから世代を超えて連帯できる。
 何かあれば政治に物申しコミットすることが生活の中で習慣として定着してるんです。

●フィリピンの友人はなぜ自殺しな ければならなかったのか
 遺骨収集事業が生んだ「ボーン・ビジネス」
 文=工藤律子 写真=篠田有史

フィリピンでは太平洋戦争中、約五二万人の日本人が亡くなった。そのうち約三七万人の遺骨がまだ現地に残っている。同国での遺骨帰還事業は一九五七年から実施されているが、近年「民間委託」を始めたところ、ある事件が起きた。

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888号の注目記事

■TPP交渉の機密文書を入手
 米企業が狙う日本医療制度の営利化
 横田 一

■飲水思源 第12回
 忘れ得ぬ先輩
 佐高 信

真善美社の倒産で無一文となった徳間康快。同社の社長だった中野達彦の縁で、緒方竹虎の知遇を得ることになる。緒方のバックアップで徳間は1950年、28歳の時に新光印刷を設立。緒方を父とも慕うことになる。

■「強盛大国」へ向けて邁進する金正恩
 後継体制を支える「記憶」
 李 柄 輝

罵詈雑言を飛ばし続ける日本のマスコミを他所に、朝鮮民主主義人民共和国は金正恩体制が静かに動き始めている。朝鮮大学校文学歴史学部の李柄輝准教授が、二〇〇二年に交わされた日朝平壌宣言の意義と、両国が乗り越えるべき課題を説く。

■「対話」と「制裁」二元外交に走る民主党
 宋日昊・中井洽秘密交渉の限界
 成田 俊一

■新・買ってはいけない
 限りなく普通のシャンプーに近い「スカルプD」
 渡辺雄二

吉本興業のお笑い芸人のテレビCMで知られる薬用シャンプー「スカルプD」。薄毛の人が使うと、髪が濃くなることをイメージさせるCMが効を奏してか、一本(三五〇ml)三八〇〇円と高価にもかかわらず、楽天年間ランキング総合第一位と、売れに売れています。なぜ、こんなに売れているのでしょうか?また、髪の毛は本当に濃くなるのでしょうか?

■国会事故調で官邸介入に不満漏らした武藤栄氏(事故当時東京電力取締役副社長 原子力・立地本部長)
 露呈する東電のひとりよがり体質
 本誌取材班

福島第一原発事故を「拡大」させた責任はだれにあるのか。特に震災発生直後の対応はどうだったのか。関係者の証言から浮かび上がるのは、やはり東京電力の体質の問題だ。

■大阪地検改竄事件公判
 特捜部長と副部長は「組織防衛」のスケープゴートか
 粟野 仁雄

郵便不正事件に絡む大阪地検の証拠改竄で犯人隠避罪に問われた大坪弘道元特捜部長と佐賀元明同副部長への注目の判決(大阪地裁)は三月三〇日。全公判を傍聴した筆者には、検察庁による組織防衛のための“無理筋逮捕”が浮かび上がる。

■浮躁中国
 どうなる? 広東語
 和仁 廉夫

2010年から話題になっている広東省での普通話使用義務づけ。
この3月からついに実施となった。今のところ、目立った混乱はないようだ。