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855号の注目記事

■原発と電力のウソ

■「原発の電気は安い」は本当か
 これだけの大惨事を前にして発想を疑うのだが、”原発推進派” が巻き返しに躍起になっている。いわく、戦後復興は原発の安い電気のおかげ、原発を再稼働させないと大停電が起きる……。大新聞やテレビが報じない原発と電力のウソを特集する。
 熊本 一規

■東電が隠す 足りる?足りない? 夏の電力

 福島第一原子力発電所の事故収束がままならないなか、東京電力は夏の電力需給逼迫に鑑み、管内の需要者に対して15%の節電を呼びかけている。原発が動かないから電力が足りないのか。東電がひた隠しにする夏の電力を検証する。
西尾 漠

●全ての原発が停止しても電力は大丈夫!

■23年前から予想されていた大津波
東電社内で消された危険信号

 東日本大震災と同じような大津波が、約1100年前にも仙台平野を襲っていた証拠が見つかったのは1988年のことだ。約1000年ごとに3回襲来した痕跡が地層に残されており、当時から「次」がいつでもおかしくない状況だった。東京電力は津波の危険性を何度も警告されていたが、黙殺し続けた。震災後、東電の首脳が「想定外だ、免責だ」と言うのを聞くたびに、この組織が深く病んでいるのを感じる。
添田 孝史

■チェルノブイリのデータはなぜ改竄されるのか
国際原子力マフィアIAEAの正体

 この国際機関に対し、以前から世界の環境団体のみならず、医師や科学者からも多くの批判が出ているのはなぜか。その役割が、核についての真実を隠蔽することにあるからだ。
成澤 宗男

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847号の注目記事

■茨城・福島 風評被害と闘う農家たち
 東電よ、このつらさがわかるか!
 写真・文 冨田 きよむ

東京電力の原発事故で、福島県産や茨城県産の作物が「出荷停止」「摂取制限」品目以外でも売れない
――風評被害である。政府と東電による賠償論議も進んでいるが、農家にとっては、作れないこと、
販売できないことが一番つらい。風評被害に苦しみながらも、お互いに助け合う農家の姿を追う。

■チェルノブイリから
 福島の人たちへ
 パーヴェル・ヴドヴィチェンコさんに聞く
 (NGO「ラディーミチ チェルノブイリの子どもたち」)

福島原発震災最中の4月下旬、チェルノブイリ事故による放射能汚染地域の一つ、ロシアのノヴォズィプコフから、事故後の子どもたちを支援するNGOのパーヴェル・ヴドヴィチェンコさんが緊急来日した。チェルノブイリの経験は、原発震災に苦しむ私たちに多くのことを教えてくれる。

■人間だけが避難すれば終わり、ではないのでは? 
 二〇キロ圏内に取り残されたペットを救え!
 写真・文 形山昌由

福島第一原発から二〇キロ圏内には、多くのペットが取り残されています。彼らの命を救うすべを、真剣に考えたいです。

■『金曜日』で逢いましょう
竹森久美子さん 飯田圭子さん 土田多賀子さん
避難者の新生活を支援する
「生活スターターキット」送付活動

「頼る人もいない知らない土地で心細いはず」と、東京で新生活を始める被災者への
生活物資を送る女性たち。多数の共感を呼び、続々と支援物資が集まっている。

■東京電力の正体
 賠償スキームは誰を救済してるのか?
 阻まれた「東電解体案」”古賀ペーパー”
 横田 一

東京電力福島第一原子力発電所の事故の賠償策で、「原発賠償機構」(仮称)の設立が検討されている。
一時は「解体」も視野に入れられていた東電にとっては、九死に一生を得た賠償策となった一方で、
握りつぶされた「東京電力の破綻処理策」があった――。

■飯舘村での土下座説明会
 横田 一

「被曝してたら、子どもを産む夢が潰れる」
女子高校生の悲痛な訴えに東電は……

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845号の注目記事

■国家と原発

多くの命と財産を奪った巨大天災と、これからも命と暮らしと環境に甚大で深刻な影響を与え続ける原発人災。憲法が保障する私たちの生存と、平和に暮らす権利を守れない国家のあり方を問う。

◆水平分散型の社会構造を
 脱石油、脱原発への道筋を示すとき
 哲学者 萱野稔人

◆健康リスクの過小評価はやめよ
 放射能汚染から子どもたちを守るために
 食料・水問題研究者 佐久間智子

◆お仲間資本主義の解体を
 エネルギー政策の根本的転換が必要
 経済学者 金子 勝

■戦後史の中核にある
 原子力文化からの脱却
 対談 金平茂紀+斎藤貴男

地震、津波、原発事故……。同時多発的に起きた未曾有の出来事を、二人のジャーナリストはどうみたか。

■佐藤優の歴史人物対談23
 田邊元と語る

原子力時代は、まさに文字通り「死の時代」

東京電力福島第一原発の事故が収束せず、放射性物質の流出が続いている。
被曝しながら作業を続ける人々だけでなく、私たちは否応なく死について考えざるを得ない。
だが、死について考えるとはいったいどういうことなのであろうか。
また、懺悔についてどのように考えるべきであろうか。
思想即実践、実践即思想を主張した田邊元に聞く。

もしただ生のみに執着するならば、かえって反対に死を招くという矛盾に陥る

死者に対して責任を負うということは、
未来に対しても責任を負うということ

■ルワンダ
 ジェノサイドから生まれて
 写真・インタビュー=ジョナサン・トーゴウニク
 訳=竹内 万里子

■電気依存症の生活を変えるには?
 オール電化卒業&アンペアダウンにチャレンジ!
 市川はるみ

電気に依存しすぎる生活、考え直してみたい――と思う人のために、二つの方法を紹介しましょう。

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827号の注目記事

■女性労組員座談会
 セクハラにきちんと向き合って!
 (出席者)小林 蓮実・根来 祐・松元 千枝
 (司会) 北村 肇 本誌発行人

労働環境の悪化とともにここ数年めざましい活躍をみせているのが労働組合。しかし、そんな労働組合でもパワハラ・セクハラの問題はタブーになっている。加盟組織が異なる女性労組員のみなさんに、実態を語ってもらった。

――武装を外していくことで、
男性自身が楽に生きられる社会になるんです。

――楽しいのは、いろんな組合が
垣根を越えて集まる集会やデモですね。

――「正義の味方」と言いながら
ウラで人を傷つけるから腹が立つんです。

■70年代の光と影 シリーズ12
 1972
 連合赤軍事件
 雨宮処凛
 
社会への回路が閉じられて
「生きづらさ」につながった 

■ハーグ密使事件が現代に問いかけるもの
 「万国平和会議」への異議申し立て
 矢嶋 宰

強い国々が形作ってきた「歴史」と「平和」。
しかしその強い国に抗い、真の「平和」を追い求めた三人の朝鮮人がいた――

■農地法の改正よりも
 「農業で儲かる」仕組みを作るのが先
 垣田達哉

農業活性化に向け農地法改正を標榜する首相。でもそれって、根本的な解決になってないんですけど。

■知っているようで知らなかったお米のはなし 11
 遺伝子組み換え技術 「どう作るか」より「何を作るか」
 佐藤洋一郎

遺伝子組み換え反対の立場から発せられた
佐藤先生の問いかけは、重い意味を持っています。
読者のみなさんのご意見、ぜひお聞かせください。

■廣瀬純の生の最小回路23
 印象の自由
 ゴダール/ボッティチェリ

ジャン=リュック・ゴダールの最新作『ゴダール ソシアリスム』が日本で公開される。作品中、パティ・スミスは次のようにうたう。「崇高だ、人生の見取図を風で書くなんて。」別の登場人物もまた言う。「カミカゼが日本語で何を意味するか知ってるか。風に神が宿るっていう意味だ。」『ソシアリスム』は「風」の映画だ。映像のなかを、次いで映像のわきを風が吹き抜け、最後には映像そのものが風となる。しかし同時にまた、風を遮ること、切断することを問う作品でもある。

■民主主義が脅かされる現場から(下)
 市民への口封じ訴訟SLAPPとたたかう人たち
 山口県・上関町 原子力発電所建設予定地
 烏賀陽弘道

批判や反対などで公的に声を上げた市民が、企業や団体から狙い撃ちにされる民事訴訟「SLAPP」。山口県・上関原発の建設現場では、地元住民を「被告」とした反対運動潰しが横行している。これも典型的なSLAPP訴訟。原告は中国電力だ。