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ラリー&パレードに市民600人が参加

2012年1月6日7:15PM

上野まで練り歩いた市民ら。(写真/大山勇一)

 11月27日、東京都文京区の礫川公園で脱原発と自然エネルギーへの転換を訴える「さよなら原発 東京北部ラリー&パレード」が行なわれた。9月の「さようなら原発1000万人アクション」をきっかけに東京北部地域の労働組合、女性団体、法律事務所などが集まって企画されたもの。呼びかけ人はエッセイストの海老名香葉子さん、漫画家のちばてつやさんら。

 リレートークでは佐藤栄佐久元福島県知事が、危険性を隠して原発を推進してきた国の政策を強く批判。福島県から避難してきた深山美子さん(福島避難母子の会)は「子どもを校庭でのびのび遊ばせることができず『自主的』に避難した。自主避難か否かで賠償の線引きをするのはおかしい」と訴えた。

 ピースボートの吉岡達也さんから来年1月14日、15日に開催される「脱原発世界会議」の紹介もなされた。集会の最後には、原発をすべて廃炉にし、太陽光・風力など自然エネルギーに切り替えるよう求めるアピールを採択した。

 パレードは上野公園まで行なわれ、鳴り物やプラカードを持った参加者約600人が「放射能NO!」などコールにあわせて練り歩き、沿道の子どもたちに風船を配ったりした。

 事務局長の田場暁生弁護士は「手を振ってくれる人々が大勢いて手ごたえを感じた。全国各地で脱原発の声を広げていきたい」と抱負を述べた。

(大山勇一・弁護士、12月2日号)

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