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「慰安婦」記述の「学び舎」歴史教科書 
植村隆も支援者に

植村隆|2021年8月20日3:16PM

「学び舎」の第3回検定用教科書づくりを支援するクラウドファンディング(8月20日正午現在)。

1991年8月14日の元日本軍「慰安婦」の金学順さんの記者会見から30年を記念した国際シンポが8月13日、ソウルで開かれた。正義記憶連帯などの主催だ。私は「金学順さんが伝えたかったこと――最初に報じた記者からの報告」と題し、オンラインで話をした。事前配布の手記はA4で11枚。そこで私はこう指摘した。

「金学順さんが日本の弁護団に訴えた三つの願い①日本政府の謝罪②若い世代への記憶の継承③碑の建立――が殆ど実現されていないことに愕然とする」「とても恥ずかしく思う。金学順さんの願いが実現するように力を尽くしたい」。

手記では、記憶の継承への妨害として、中学校の歴史教科書『ともに学ぶ人間の歴史』(学び舎発行)を使用している灘中学校などに2016年、抗議のはがきが大量に届いたケースにも言及した。同書は「慰安婦」問題を記述していた当時唯一の教科書。「金学順の証言をきっかけとして、日本政府は、戦時下の女性への暴力と人権侵害についての調査を行った。そして、1993年にお詫びと反省の気持ちをしめす政府見解を発表した」と書き、河野談話の要約を掲載。強制連行の資料はないとする安倍政権の政府見解も併記した。事実を淡々と記述したものだが、はがきは「反日極左教科書」だとして採用中止を求めていた。しかし、学校側は「検定を通った教科書」だと毅然とした対応をした(和田孫博校長の手記「謂れのない圧力の中で」はネットで読める)。

シンポ終了直後、知人で元高校教員(日本史)の安達洋子さんから電話があった。シンポを見ていたと言い、「『学び舎』の3回目の検定用教科書の作りのため、支援組織『学ぶ会』(manabisha.com)がクラウドファンディングをやっている」と教えてくれた。〈協力しなければ〉。

8月17日、ネットで「朝日新聞A-port」(問合せは電話03・6869・9001)を検索。3000円から参加可能で、1万円以上の支援なら、2回目検定済みの教科書などが送られてくる。カード決済で私は446人目の支援者になった。目標は1000万円で、8月30日終了だ。URLは、https://a-port.asahi.com/projects/manabukai02/

郵便局の「振込用紙」でも送金、支援できる。「記号番号 00160-8-696247 口座名義 コドモトマナブレキシキョウカショノカイ」。「クラウド希望」と明記のこと。こちらは期限はない。

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