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「反原発」の象徴的空間「金曜官邸前抗議」が蘇る

薄井崇友|2021年7月2日5:18PM

首相官邸前の第1回「原発いらない金曜行動」。この日は「水に流すな」(笠木透作詞、いとうせいこう作曲)の演奏もあった。(撮影/薄井崇友)

「ドン! ドド~ン!」「菅(義偉首相)も原発もいらな~い!」

和太鼓の音、怒りの声で集会はスタートした。東京・永田町の首相官邸周辺で2012年3月以来、毎週金曜夜に抗議行動を主催してきた「首都圏反原発連合」の活動休止から約3カ月。市民有志による「原発いらない金曜行動」が、象徴的空間としての首相官邸前で6月18日、新たに始まった。今後は毎月第3金曜日に開催するという。

第1回目には主催者発表で450人が集結。「原発やめろ」などのメッセージが書かれた横断幕や幟を掲げた。主催者あいさつに続いて発言した柳田真さん(たんぽぽ舎共同代表)は「今も各地で続く金曜行動の関係者から再始動を望む声が多数届いていた」と説明。官邸前で原発ゼロを訴えることの重要性を説き、「汚染水問題についてもこれから毎月きちんと声を上げていかなければならない」と述べた。

当日は「呼びかけ人」として、落合恵子(作家)、佐高信(評論家)、鎌田慧(ルポライター)、神田香織(講談師)各氏も登壇。また、新たな化石燃料の採掘に反対する国際環境NGO「スリーフィフティー・ジャパン」の代表を務める横山隆美さんは、菅首相が就任時に掲げた「2050年時点でのカーボンニュートラル実現」を受けて経済産業省が「エネルギー基本計画」の見直しを進める中で、30年時点での原発比率として2割程度を維持するとしている件に言及し、「このまま原発の比率が決まれば再稼働や増設をしてもいいことになる」との危機感を表明。50年に再生可能エネルギー100%の社会を実現するためにも、脱石炭と脱原発の双方の観点から運動を盛り上げていこうと呼びかけた。参加者も1分間のリレートークで地方からの報告などを行なった。

(薄井崇友・フォトジャーナリスト、2021年6月25日号)

 

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