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元SEALDsメンバーへのネット中傷に賠償命令 
東京地裁

小川たまか|2021年6月21日2:36PM

6月1日、判決後の記者会見で語る福田和香子さん(中央)。(撮影/小川たまか)

2015年5月から翌年9月にかけて国会前などで安保法制への抗議行動を展開したSEALDs(自由と民主主義のための学生緊急行動)のメンバーだった福田和香子さん(27歳)らが、インターネット上で名誉を毀損されたとして投稿者に慰謝料など計約1000万円の損害賠償を求めた民事訴訟の判決が6月1日に東京地裁であった。藤沢裕介裁判長は投稿者に対して、福田さんに66万円、もう1人の原告Aさんに33万円の支払いを命じた。

福田さんは15年のSEALDs結成時から活動に参加。同年6月に国会前でスピーチを行なった頃からネット上で匿名・実名を問わず多くのユーザーからバッシングを受けるようになった。今回被告となった投稿者によるツイッターでの誹謗中傷が16年1月頃から始まり、16年9月にツイッター社に対して投稿者の発信者情報開示を求める仮処分申請。翌17年12月に経由プロバイダ2社に開示命令判決が下され投稿者が特定されたことを受け、18年1月から代理人弁護士による投稿者側との交渉が行なわれたものの、同年5月には同じ投稿者による中傷を含むツイートが再び投稿されるようになったことから、19年8月に提訴に踏み切った。

被告は東京都内在住の女性だ。訴訟対象となったのは「福田和香子は何の仕事をして金をもらっているのでしょう?パリに在住して狂ったように買い物して、明日はないかのように贅沢そうな暮らしをしている」「姉弟で人工芝」などの投稿だ。

総数では福田さんに対する18投稿とAさんに対する15投稿で、今回の判決ではそれぞれ16投稿、11投稿について「社会的評価を低下させるものと認められる」あるいは「低下させることは明らか」とされた。

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