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アルケゴスが200億ドル売却──金融緩和による過剰流動性相場が終わる前兆か

鷲尾香一|2021年5月9日11:11AM

アルケゴスは野村HDが米国市場で展開する、ヘッジファンドなどを顧客とする「プライム・ブローカレッジ部門」の顧客で、アルケゴスへの融資や株式ポジションの一部を引き受けていたと見られている。

野村HDは3月29日、「米子会社で顧客との取引に起因し、多額の損害が生じる可能性のある事象が発生した」と発表。当該顧客に対する請求額は、26日時点での市場価格に基づく試算で約20億ドルとしている。

さて、多くのメディアはこれをアルケゴスの運用失敗と捉え、報道している。だが、はたしてそれだけなのだろうか。

各国が金融緩和政策を進める中で新型コロナウイルスが発生、その感染拡大は世界の経済停滞を引き起こした。これに対して、各国中央銀行は一段の金融緩和に踏み込んだ。

だが、金融緩和で生み出されたマネーは、企業の設備投資など実体経済には向かわず、低金利を通じて投資資金として株式市場などに大量に流入した。

これにより、いわゆる“過剰流動性相場”が形成された。新型コロナ禍にあって、日経平均はもとより、各国の株式相場などが上昇している理由でもある。

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