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創価学会「記念映像上映会」開催 
新型コロナ感染の懸念も

2020年8月18日10:20AM

7月12日午後、東京・調布市にある学会施設から出てくる人たち。(撮影/編集部)

公明党が依拠する創価学会(本部東京、原田稔会長)が総選挙に向けた活動を活発化させているようだ。池田大作名誉会長の第3代会長就任60周年「記念映像上映会」に会員を動員している。プロ野球が観客を入れ始めた7月10日(金)から全国各地にある同学会の会館などで実施しているが、関係者からは新型コロナウイルスのクラスター(感染者集団)発生を懸念する声が上がっている。

同学会の機関紙『聖教新聞』(7月14日付)は1面トップに上映会の記事を掲載。〈感染防止策を徹底〉しているとして、距離を置いて座っている横浜平和講堂(横浜市金沢区)の写真を添えた。

ただ学会の会館には、開く窓が少ないところもあり、換気が良くないという。「コロナ禍の最中に上映会を開いているのは学会本部が必死というか必要に迫られてるから。学会は信仰を目的とした集団ですが、選挙のための教団にいつしかなってしまいました。創立記念日の11月18日から新年度として毎年活動のスタートを切るのですが、2月以降はコロナ禍で会合が中止されてましたから会員を鼓舞できていません。しかも会員は、家族と過ごしたり、テレビを見たりするのが”新しい日常”となり、なんとなくその方が自然で楽しく幸せに感じるようになっているようです」(学会関係者)

ある会員は「感染が怖くて行けるわけがない。全国の会館に何百万という会員が集まるんだから、そこで感染が出たら、隣国の宗教団体幹部みたいに土下座では済まされないだろう」と話している。

同学会広報部は「感染防止に細心の注意を払い、活動再開を進めています。地域ごとに感染状況などを踏まえて(上映会の)開催を判断しています。学会本部で作成したガイドラインをもとに対策を行ないました」と説明した。

同学会の「活動」が本格化している以上、総選挙は近い……?

(編集部、2020年7月31日号)

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