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緊急事態宣言下で「おれおれコロナ詐欺」増加

秋山晴康|2020年5月8日5:03PM

特殊詐欺被害防止を訴える(左から)はだ一朗さん、田中優子さん、河里一伸さん。(撮影/秋山晴康)

緊急事態宣言発令を好機とした特殊詐欺が増えつつある。国民生活センターでは、緊急事態宣言による外出自粛要請で、新型コロナウイルスの感染拡大に便乗した「おれおれコロナ詐欺」の増加が懸念されるとして、特殊詐欺への注意を呼びかけている。

2月に東京都世田谷区で開かれた「特殊詐欺から身を守るために~防犯劇と体験談~」の勉強会の内容は、そうした特殊詐欺防止に向けたヒントとなるだろう。

会では、俳優で、さまざまな表現で社会問題の周知や啓発を行なう「表現のチカラ」代表のはだ一朗さんが「ブルーチェイサー~自分の力で特殊詐欺から身を守る為に~」と題した一人芝居を熱演。詐欺犯担当刑事に扮したはださんは「犯人は演技指導や心理学の本などで大金を騙し取る研究をしている。心構えがないとプロの犯罪者には勝てない」と訴え、特殊詐欺から身を守る方法として「1、他人事だと思わない。2、固定電話に出ない。3、お金が絡む内容はいったん切って相談する!」の三つの提言を行なった。

作家の河里一伸さんは、詐欺被害に遭った当事者としての体験談を披露。昨年5月、還付金詐欺で80万円近い金額を騙し取られた経緯を赤裸々に語りつつ「固定電話に出ないことが第一だが、出てしまった時は『還付金・ATM・カード』の三つのキーワードが出てきたら詐欺と思って間違いない」とアドバイスした。

会を主催した世田谷区議会議員の田中優子さんは、「詐欺被害を防ぐため、世田谷区では自動通話録音機を貸し出し中。特殊詐欺や悪質セールスへの警告を発して、通話の内容を録音する装置で、特殊詐欺の被害防止に効果が期待されている」と強調した。

警察庁によると、2019年1月~12月の全国の特殊詐欺被害の認知件数は1万6836件で被害額は301・5億円となっている。

(秋山晴康・編集部、2020年4月17日号)

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