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森友事件「本丸」究明を 
籠池夫妻のみ有罪の疑問

相澤冬樹|2020年3月12日12:19PM

2月20日、大阪拘置所近くのファミレスで夫の泰典さんの保釈を待つ籠池諄子さん。(撮影/相澤冬樹)

世間の注目を集めた森友学園、籠池泰典前理事長と諄子さん夫妻の補助金詐欺事件。その一審判決から一夜明けた2月20日の昼さがり。大阪拘置所に近いファミリーレストランの一角に諄子さんの姿があった。実刑判決を受け大阪拘置所に収容された夫が保釈されてくるのを待っていた。

「お父さん立派やったわ。現世ではいろんな人がいろんな絵を描くから有罪かもしれんけど、私の心の中、神様の世界では無罪やから。『(拘置所に)行ってらっしゃい』と言ったら軽くうなずいてたわ」

しかし諄子さんには気がかりなことがあった。夫妻そろって検察に逮捕され約300日間勾留されていたから、拘置所内の様子をよく知っているのだ。

「あそこは寒いのよねえ。きのうは冷え込んだでしょ。寒かったやろな。すぐに出てくると思ったから何も差し入れなかったけど、あそこで一夜を明かすんやったらフリースを差し入れたらよかった」

ところがいくら待っても夫は出てこない。そのうち弁護士から連絡が入り、いったん大阪地裁で認められた保釈を、検察が高裁に抗告して止めたことがわかった。私は諄子さんに言った。

「検察は籠池さんが出てきてマスコミの前でいろんなことを話すのがいやなんでしょうね。でもマスコミはあきっぽいから判決から日がたつとあまり注目されなくなる。それまでの時間稼ぎでしょう」

すると諄子さんは「また検察の嫌がらせだわ。でもきっと良くなる。前向きに考えるわ」と、夫の保釈を粘り強く待つことにした。

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