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植村隆・元『朝日』記者が「第7回李泳禧賞」受賞 
中傷に屈せず闘う姿勢評価

柴田肇|2020年1月16日6:04PM

白永瑞・財団理事長(左)から「李泳禧賞」を授与された本誌・植村隆発行人。(撮影/柴田肇)

植村隆『週刊金曜日』発行人(61歳)が韓国で真実の追求に努めたジャーナリストらに贈られる「李泳禧賞」の第7回受賞者に選ばれ、12月4日にソウルで授賞式が開かれた。『朝日新聞』記者時代の1991年8月、旧日本軍の「慰安婦」だった韓国人女性、金学順さん(97年死去)の証言を韓国メディアに先んじて報道。その後、日本国内で一部勢力から「捏造記者」との中傷を受けても屈せず言論の自由を守るために闘う道を選んだことが評価された。

李泳禧氏(1929~2010年)は、韓国の軍事独裁政権時代に韓国「合同通信」(後の「聯合ニュース」)や『朝鮮日報』でベトナム戦争への韓国軍派遣などを批判し、弾圧を受けた反骨のジャーナリスト。投獄されても信念を曲げず、民主化後の1988年に新しい言論を掲げた『ハンギョレ新聞』が創刊されると論説顧問に就任。韓国の代表的な進歩的知識人として知られる。

ソウル・光化門のプレスセンターで開かれた授賞式には、日韓のジャーナリストや市民運動関係者ら約130人が出席した。審査委員長の辛仁羚・元梨花女子大学校総長は「彼の闘いと努力は、単に自らの名誉にとどまらず真実を守り、そのために不可欠な言論の自由を守ろうという努力だった」と述べ、審査員7人の満場一致の決定だったと強調。李泳禧財団理事長の白永瑞・延世大学校名誉教授は「(「慰安婦」問題報道に先駆けて取り組んだ姿勢は)自国の歴史の暗部を直視し自己を省察する姿勢であると高く評価できる。そうした意思と姿勢は、自らのあり方を問い続けた李泳禧先生の生き方と一致する」と述べた。

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