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「首里城」復元へ 
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山城博明|2019年11月20日10:21AM

10月31日朝6時過ぎ、燃え上がる首里城北殿。(撮影/山城博明)

10月31日未明、沖縄県那覇市の世界文化遺産「首里城跡」の首里城公園内で発生した火災は、1992年に復元された「首里城正殿」を含む7棟(約4836平方メートル)を全焼。南殿、北殿などに保管されていた琉球王国の直筆など貴重な文化財も失われた。出火原因はまだ判っていないが、正殿が火元とみられている。

市内を一望できる同公園には国内外から年間約280万人の観光客が訪れる。沖縄戦で米軍の集中砲火により破壊された首里城は復帰20周年記念事業として国が復元整備。琉球王朝の象徴であり、心のよりどころとなっていた遺産が一夜にして灰になったことに人々は悲しみと喪失感を隠せない。玉城デニー沖縄県知事は11月1日に上京し政府に復元を要請。菅義偉官房長官も前日の記者会見で「政府は首里城再建に向けて全力で取り組む」と表明した。

【駆け付けた市民の悲嘆「みんなの英知で復元を」】

宜野湾市から来た大城弘明さん(69歳)は「涙声の娘から連絡があった。みんなが悲しんでいる。2日後の首里城祭りで披露する組踊を見学したかったが残念だ」と唇を結んだ。那覇市内から来た池宮城繁夫さん(84歳)は「沖縄の誇り高い貴重な財産が焼け落ちる姿を見るのは心が痛む。みんなの英知を絞って復元に向け頑張りたい」と消火作業を見守っていた。

資材や職人の確保など課題は多いが、再建への動きも始まった。那覇市がクラウドファンディングのウェブサイト「ふるさとチョイス」を通じて受け付けている首里城火災への寄付金は11月5日午前に3億円を超えている。

(山城博明・報道カメラマン、2019年11月8日号)

 

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