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国際武器見本市の開催阻止に向け市民団体らが集会
金光理恵|2019年11月11日5:59PM
「MAST」は2015年にアジアでは初めて横浜で、17年と今年(6月)には千葉市の幕張メッセで開催された国際武器見本市だ。
私たち「安保関連法に反対するママの会@ちば」と「幕張メッセでの武器見本市に反対する会」は17年以来「MAST Asia」にさまざまな抗議活動を行なってきたが、見本市を中止させるには、これが日本全体の問題だと社会に認識してもらう必要があると考え、「武器はいらない!」と題した公開の政府交渉と院内集会を10月10日に東京・永田町の参議院議員会館で開いた。当日は会場をほぼ埋める約160人が参加したほか、11名の国会議員の出席も得た。
政府交渉では武器見本市を後援する防衛省・防衛装備庁、経済産業省の担当者を会場に呼び、(1)営利を目的とするイベントへの後援は不適当 (2)イエメン内戦を長引かせている責任は米英仏の武器輸出にあるとの国連報告があるが、その輸出を行なう軍需企業に出展させているこの見本市は国際人道法に反する (3)6月の見本市では一般市民の入場を不当に制限し、視察の千葉市議の入場パスを主催者が破り捨てる暴挙があったが、そのような主催者を後援した責任は? などが追及されたが、各省庁の答弁は言い逃れに終始。参加者から怒りの声があがった。
経済学者で軍需産業の動向に詳しい西川純子さんは基調講演で「国家の軍事的組織と軍需産業の永続的な結合関係」などを解説。軍学共同反対連絡会・事務局長の小寺隆幸さんはMAST会場内の様子、武器輸出反対ネットワーク代表の杉原浩司さんは近年の国内の軍事見本市について報告した。 11月18~20日には日本初の防衛・セキュリティ総合展示会「DSEI Japan」が幕張メッセで開催される。私たちはこの初日に会場周辺で人間の鎖やダイ・インなど大抗議アクションを予定している。ぜひご参加いただきたい。
(金光理恵・安保関連法に反対するママの会@ちば、2019年10月18日号)
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