考えるタネがここにある

週刊金曜日オンライン

  • YouTube
  • Twitter
  • Facebook

【タグ】

『資本主義と闘った男』宇沢弘文

佐々木実|2019年5月4日7:00AM

新自由主義が時代を牽引する思潮に格上げされたのは1980年代からである。もっとも大きな理由として、英国のマーガレット・サッチャー首相(在任1979-1990)、米国のロナルド・レーガン大統領(在任1981-1989)が新自由主義的な政策を採用したことが挙げられる。

そして、サッチャー、レーガンがともに支持していた経済学者が、シカゴ大学教授を長くつとめたミルトン・フリードマン(1912-2006)である。

フリードマンは、世界に新自由主義思想を広めた「シカゴ学派」の領袖として知られていた。『Capitalism and Freedom(資本主義と自由)』(1962)、『Free to Choose(選択の自由)』(1980、妻ローズとの共著)は新自由主義のバイブルと呼んでもよいほど、熱狂的な読者を獲得した。

本の題名からも察することができるが、イデオローグとしてフリードマンが成し遂げたのは、「自由」の概念を変えたことである。

ところで、新自由主義を布教するに際して、フリードマンが恐れた日本人がいたことをご存知だろうか。ついに受賞することはなかったが、ノーベル経済学賞の有力候補といわれつづけた宇沢弘文(1928-2014)である。

【タグ】

●この記事をシェアする

  • facebook
  • twitter
  • Hatena
  • google+
  • Line

電子版で読む

  • Download on the App Store
  • Google Playで手に入れよう

金曜日ちゃんねる

おすすめ書籍

書影

追悼 石牟礼道子

毒死列島 身悶えしつつ

石牟礼道子 田中優子 高峰武 宮本成美

発売日:2018/07/02

定価:1000円+税

書影

【電子書籍】実名告発 創価学会

野口祐介 滝川清志 小平秀一

発売日:2018/12/30

定価:1250円(税込み)

上へ