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「図書館ストライキ」は直前回避も問題継続中 
練馬区

岩本太郎|2019年1月31日10:13AM

練馬区立図書館公式サイトより

東京都練馬区が2018年夏、同区内の区立図書館に関する新たな運営方針を表明。これに対し、そこに働く図書館専門員(非常勤司書)による「練馬区立図書館専門員労働組合」が立ち上げた反対運動は、同年12月19・26日に同組合が区立練馬図書館で時限ストライキを実施する方針に出た。直前の同18日夜、組合の要求を一部認める回答が提示されたことでストライキは当面回避されたが、区側は方針の根幹は変えていない。

練馬区方針の根幹は区立図書館への「指定管理者制度」(民間業者への運営委託)導入だ。同区では区立図書館12館中9館に同制度を導入済みだが、光が丘、練馬、石神井の3館は現在も区が計108人(うち図書館専門員57人)の職員による直接運営を行なっている。しかし昨年7月、同区は20年より石神井、23年から練馬でそれぞれ指定管理者制度を導入する方針を現場に通達。職を失う図書館専門員の処遇については「区内の学校図書館への配置換え」を提示した。練馬図書館で主任図書館専門員を務める船津まゆみさんは「公共図書館と学校図書館では拠って立つ法律も業務内容も異なることを理解していない」と語り、区民へのサービス低下を懸念する。

練馬区側はスト突入直前段階で図書館専門員を「解雇する考えはない」とし、直営で残る光が丘図書館のカウンター業務などを行なわせる意向を表明。組合もひとまずこれを受け入れた。だが現時点で専門員全員の光が丘への異動は保証されておらず、区側も指定管理者制度拡充の方針自体は「撤回できない」としている。

本誌の問い合わせに区側は「協議中につき特にお答えすることはありません」と回答。次の交渉期限は1月18日としているが、組合はこれに応じていない。図書館専門員らは2月12日に練馬駅前の公共施設「ココネリ」でこの問題に関する報告会を開催予定。近々ウェブサイトも開設するそうだ。

(岩本太郎・編集部、2019年1月11日号)

※編注:その後、専門員組合と区側の間で1月21日に「妥結」が成立。専門員全員の光が丘図書館への移動を区側が認めた模様だ。

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