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リニア新幹線建設でシイタケ農家も懸念
町田/相模原

樫田秀樹|2018年4月13日12:42PM

3月23日、意見陳述後の記者会見。左から、原告の浅賀きみ江、桜井真理、森和幸の各氏。(写真/樫田秀樹)

3月23日、JR東海のリニア中央新幹線(以下、リニア)計画について、国土交通省の事業認可取り消しを求めた「ストップ・リニア!訴訟」の第9回口頭弁論が東京地裁で行なわれ、3人の原告が意見陳述した。

東京都町田市のシイタケ農家の森和幸さんは、自宅裏の地下をリニアが走行すると、シイタケ栽培や日常生活に必要な地下水が枯渇すると訴え、JR東海が一度も直接交渉に来ないと批判した。

神奈川県相模原市の桜井真理さんは、市ではリニア計画で少なからぬ住民が立ち退くと予想されていて、昨年末にはJR東海が某マンションの全住民の立ち退きを求めたことで住民の困惑を代弁した。同じく相模原市の浅賀きみ江さんが強く訴えたのが、橋本駅に隣接する県立相原高校(農業)がリニア中間駅工事のために来年移転することだった。広い敷地をもつ同高校は住民に散策路を開放し、保育園や小学校の児童に農業体験の場を与える貴重な存在。その学校が「住民が納得しないまま移転するのは納得できない」と浅賀さんは陳述を締めた。

今回をもって、1年半にわたって行なわれた原告意見陳述は終了した。次回以降は被告の国と裁判に「参加人」として参加するJR東海から、原告の準備書面と意見陳述に対しての反論が3回にわたって行なわれる予定だ。

(樫田秀樹・ジャーナリスト、2018年3月30日号)

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