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平和・協同ジャーナリスト基金賞大賞は『毎日』

第22回平和・協同ジャーナリスト基金賞の受賞者。(写真/斉藤円華)

第22回平和・協同ジャーナリスト基金賞の受賞者。(写真/斉藤円華)

第22回平和・協同ジャーナリスト基金賞の贈呈式が12月10日、日本記者クラブ(東京)で行なわれた。大賞には、憲法や沖縄米軍基地、原発などの問題を精力的に取り上げたとして、『毎日新聞』夕刊編集部の「特集ワイド」が選ばれた。

同記事はジャンルを問わず「人だかりのしている話題」を扱うのが特徴。事件ネタや、SMAP解散報道に落胆したファンの「スマロス」克服法といった芸能ネタなども取り上げる。その一方で、昨年から今年にかけては安保法制や復古色の強い自民党改憲草案、原発再稼働といった硬派な話題にも紙面を割き、「政治の暴走」に物申す姿勢を貫いた。

受賞スピーチで、『毎日新聞』夕刊編集部の平野幸治部長は「私は戦闘的ジャーナリストではないが、最近の社会情勢には記事の量を傾斜せざるを得ない。夕刊離れが進む中、どう書けば読者に届くか、工夫を常に考えている」と述べた。

奨励賞に選ばれた7点の内、漫才コンビのおしどりマコ・ケンさんは、原発問題での情報発信が評価された。登壇したマコさんは、本番の漫才さながらに相方のケンさんの合いの手を交えて笑いを取りつつ「(市民の寄付で運営される本賞は)私たちに似ている所がある。私たちもご祝儀をいただいて5年、6年と取材しているが、一番ご祝儀を下さるのは(原発事故)被災地の方々だ」と話した。

(斉藤円華・ジャーナリスト、12月23日号)