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SEALDsと「学者の会」新宿街宣に3500人

2016年4月1日5:16PM

3月13日、東京・新宿アルタ前を埋め尽くした3500人の参加者たち。(写真/兼子草平)

3月13日、東京・新宿アルタ前を埋め尽くした3500人の参加者たち。(写真/兼子草平)

「学費を下げろ!」「保育園落ちたの私だ!」「生活保障に税金使え!」「自衛隊の命を守れ!」「安倍さんやめて!」など、新たなコールを用いて、SEALDsと「安保関連法に反対する学者の会」の共同主催による街頭宣伝が3月13日に東京・新宿アルタ前広場で行なわれ、参加者約3500人(主催者発表)の声が響いた。

この日は施行間近の安保法制のほか、震災・原発問題、待機児童問題、南スーダンへの自衛隊派遣、憲法改正など与党の政策に対して、主催2団体や協力団体のほか、民主・維新・社民・共産各党の国会議員など13人の登壇者がそれぞれの視点で批判した。

さらなる野党共闘のため、吉田忠智社民党党首と、民主党と合流する維新の党・初鹿明博議員は「背中を押してください!」と訴えた。1月5日の新宿街宣で「野党は何をやっているんだ!」と訴えた立憲デモクラシーの会・中野晃一さんはこの日、5選挙区で野党統一候補が実現するなど足並みが揃いつつある現状を評価し、「尻叩いたら野党は動いた、おだててほめて育てて、時に叱って、私たちのために働かせよう」と語った。

「僕は去年『野党共闘』を訴え無理筋と言われたが、今年共闘できちゃった」とSEALDs・奥田愛基さんが語ったように、市民の声が政治を変えられる、という希望を感じさせた街宣だった。

(兼子草平・ジャーナリスト、3月18日号)

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