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店主たちの希望を託し、映画『コンビニ夢物語』完成

2016年3月4日7:07PM

完成の喜びを語る姫井氏(左)と俳優の篤海氏(2月9日、写真/高橋清隆)

完成の喜びを語る姫井氏(左)と俳優の篤海氏(2月9日、写真/高橋清隆)

姫井由美子元参院議員が書いた小説『コンビニ夢物語』(角川書店)の出版記念と映画完成の集いが2月9日、東京都内で開かれ、約200人がコンビニの明るい未来に希望を託した。

姫井氏は2007年の参院議員当選直後から、国会でコンビニ問題を取り上げるとともに、「フランチャイズを考える議員連盟」や「一般社団法人フランチャイズサポート機構」を組織。11年には『コンビニ改造論』(花伝社)を上梓し、本部と加盟店との不当な関係を改めるためのフランチャイズ法の制定を訴えてきた。

今回の作品は、兵庫県美方郡香美町の酒店が舞台。店主である父の急変で帰郷した息子が、コンビニに転換したいと言い出すことから葛藤が始まる。コンビニ企業を告発する内容ではなく、家族や地域の反発や裏切りを乗り越え、心を通わせていく人間ドラマに仕上がっている。

集いには、映画監督の松生秀二氏や主演した篤海氏ら俳優陣のほか、一般社団法人フランチャイズサポート機構の釜堀信雄理事長や小沢一郎衆院議員ら国会議員も駆け付けた。

お礼のあいさつに立った姫井氏は、「この映画はまだ生まれる前。3月19日に胎外に出る。皆さんに大きく育てていただき、コンビニ問題が多くの方々に社会問題として浸透するためにも、頑張っていきたい」と決意を新たにしていた。

(高橋清隆・ジャーナリスト、2月19日号)

 

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