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教科書採択への政治介入を公言する安倍首相の発言録(編集部)

2015年8月9日3:41PM

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現在の教育は仕組みと中身双方に問題を抱えています。中身でいえば、まず自虐史観に侵された偏向した歴史教育、教科書の問題があります。(略)では、なぜ(自虐史観の)歪んだ教科書が採択されるのかというと、歪んでいなければ採択されない仕組みになっているからです。前回の中学校歴史教科書の採択で、ストライクゾーンど真ん中の記述ばかりであった扶桑社教科書の市販本は百万部近く売れて国民に支持されたにもかかわらず、教育現場での採択は惨憺たる結果になりました。現状の採択の仕組みでは、大多数の国民の良識が反映されないどころか、否定されてしまうわけです。この状況を変えていかなければならない。(『正論』2005年1月号「サッチャー改革に学べ!教育再興の任は国家にあり」内の座談会での発言)

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平成八年に、翌年四月から使用されるすべての中学校歴史教科書に「従軍慰安婦」なる記述が登場することが明らかになりました。これらは自由民主党、社会党、新党さきがけが連立した村山内閣時代に検定を通過したものです。このことが明らかになると「あまりにひどい」という声が各地から上がりました。自由民主党の文教部会はこうした問題について議論しなければならないはずですが、残念ながら当時は議論が提起されませんでした。そこで「これはおかしい」と、中川昭一さんを中心に「日本の前途と歴史教育を考える若手議員の会」(現「日本の前途と歴史教育を考える議員の会」)というものをつくり、教科書問題についての勉強を始めました。(略)教育基本法を、平成十八年、安倍政権時代に改正できたことは私の誇りとするところです。そこで「伝統と文化を尊重し、それらをはぐくんできた我が国と郷土を愛する」という文言をしっかり書き込むことができました。そしてこの教育の目標をきっちりと受けとめてつくられたのが育鵬社の教科書であろうと、私は確信を持って申し上げることができます。(2011年5月10日に都内で開かれた「教科書改善の会」主催のシンポでのあいさつ)

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新しい教育基本法の趣旨に最もかなった教科書は育鵬社の教科書であると確信しております。その育鵬社の教科書が、今回、横浜市、沖縄八重山地区をはじめとして11都府県、私の地元の山口県岩国市も含め公立校では全国409校の採択となり、前回の扶桑社と比べて数倍から10数倍の採択の増加と聞いております。皆様、本当におめでとうございます。関係者の皆様の大変なご尽力はもちろん、とくに採択された教育委員や私立中学の皆さんには、連日の不当な妨害や反対運動に決して屈することなく、自らの見識と勇気をもって、地域と日本の子供の将来のために育鵬社の教科書を採択されました。本日ご列席の皆様とともに、ここにあらためて敬意を表したいと思います。(略)わが自由民主党もこの度の教科書採択が適正かつ公正に行われるよう尽力して参りました。遺憾ながら、教育再生への道はまだまだ遠いといわざるをえませんが、明日の日本、新しい日本国のため、我々は後退することは許されません。さらに優れた教科書の普及、真の日本人になるための教育の推進にむけて、私も御参集の皆様とともに奮闘いたしますことをお約束して、本日のお慶びの言葉とさせていただきます。(2011年9月21日に都内で開かれた「教科書改善の会」主催のシンポへのメッセージ)

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