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「安保法制」はおかしいです。(6)

安保法制のなにが問題か。安倍晋三がやっていること、それ自体だ。あからさまに憲法を無視して、法外なことをやろうとしているのに、議会の反対派を説得する気さえない。議会というのは、自分たちがやっていることを承認してくれればいいとでもいわんばかりだ。

なにがおきているのか。わたしは真に議会制民主主義が終わったのだと思っている。安倍は既存の法をまもらないし、議論をする気もない。かれのやることが法なのであり、それに従うことが「民主主義」なのである。根拠は、選挙で勝ったこと、国民の多数意見を代表していることだ。そんなことをいう相手に対して、法をまもっていないとか、討論を軽視しているとかいっても、なにか意味があるのだろうか。

そもそも、安倍に権限をあたえている議会の代表制原理ってなんなのか。一握りの人間が、政治の意思決定を独占しているだけでのことではないのか。多数決原理ってなんなのか。はじめから競争で勝てるとわかっている強者が、権力を握るだけのことではないのか。それが「民主主義」だといいはって。昔だったら、ちょっとは反対意見にも配慮して、それを民主的とかいっていたのに、安倍はそうじゃない。躊躇せずに「民主主義」の権力を行使する。憲法だって関係ない。あとづけで、やったことが法になるとわかっているのだから。

どうしたらいいのか。国会封鎖行動。国会に政治家を入れてはいけない。国会に伝えなくちゃいけない声なんてない。国会そのものがいらないんだ。「民主主義」は茶番である。茶番はとめなくてはならない。いまこそ「民主主義」の息の根をとめるときだ。

(栗原康、7月24日号)