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「安保法制」はおかしいです。(2)

2015年7月7日2:40PM

にとう ゆめの・1989年生まれ。女子高生サポートセンター・Colabo代表。『難民高校生』『女子高生の裏社会』著者。(写真提供/仁藤夢乃)

にとう ゆめの・1989年生まれ。女子高生サポートセンター・Colabo代表。『難民高校生』『女子高生の裏社会』著者。(写真提供/仁藤夢乃)

「日本で戦争が起こるの?」??去年6月30日、官邸前デモの報告ブログを読んだ女子高生からLINEで連絡があった。「安倍政権が憲法の解釈を変えて、他国の戦争に加われるようにしようとしているんだよ」と伝える。

「絶対いや! 戦争で死ぬくらいなら、自分で死んだ方がましとすら思っちゃう」「集団的自衛権とか全く興味ないってか、難しすぎて理解できなかった。今さらだけど、夢乃さんのTwitterとか見て、ヤバいじゃん? 戦争とかありえない!安倍さん、自分は戦争に行かないから他人事過ぎるーとか思った。私も戦争しないためにできることしたくなった」。

私は虐待や性暴力を受けるなどし、孤立困窮した10代少女を支える活動を行なっている。メッセージをくれたのも困難な状況にある少女たちだ。「政治は難しくて遠い大人のもの」と思っていたり、考える余裕がなかったりした彼女たちも今、危機を感じ始めている。悪い大人の見極め力が働いているのかもしれない。

安保法案は“戦争法案”である。多くの憲法学者が違憲と判断するこの法案を、成立させようとできる状況が危機的だ。憲法がどんな背景のもとになぜ成立していて、誰を縛るものなのか知らない人が私の周りにはたくさんいる。そういう状況を利用して、安倍政権は暴走する。

先日、沖縄出張に行く私に「いいなー、海行くの?」と女子高生。「海には行くけど、辺野古ってとこ。聞いたことある?」と、基地問題について話し、辺野古や県民大会の写真を少女たちに送った。民主主義を取り戻すには、日常の中で政治の話をすることが必要だ。

(仁藤夢乃、6月26日号)

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