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ポール・マッカトニー、環境運動を語る

2015年5月29日5:28PM

ポール(左から2人目)と記念撮影。〈(C)MPL Communications Ltd.、Photographer:M J Kim〉

ポール(左から2人目)と記念撮影。〈(C)MPL Communications Ltd.、Photographer:M J Kim〉

Meat Free Monday(週に一日お肉をやめよう)というキャンペーンを知っているだろうか。ポール・マッカトニーなどが強く推進する世界的な環境運動だ。

今回来日したポール・マッカトニーは、日本でこの運動を行なっている動物の権利団体アニマルライツセンターと、大学内の食堂にベジタリアン食導入を推進するVege Projectの取材に応えた。

ライブ直前、口笛を吹きながらやってきたポールは、「僕はベジタリアンでとてもハッピーだよ。一つ目の理由は動物への思いやりだ、僕はこれが一番重要だと思う。あとは健康も理由の一つだ。そして地球の未来のためでもある、未来の世代のためにね」と話した。

2006年に国連が出した畜産業が地球温暖化の主要原因とのレポートを読んで、この運動を立ち上げたポール。「ベジタリアンになることは難しくても、週に一日であればとても簡単に楽しみながらできる。もっと多くの人に参加してほしい。もっと!」と熱を込めて訴えた。

インタビューを通して、未来の為に、次世代の為にということを強調した。彼の動物や地球や未来に対する切実な思いが伝わってきた貴重な時間だった。そのポールの言葉を伝えるインタビュー動画は、夏過ぎに行なうMeat Free Mondayのイベントで公開される予定だ。

(岡田千尋・NPO法人アニマルライツセンター、5月15日号)

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