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第10回やより賞に運建立さん選ばれる

2015年1月14日6:16PM

運建立さん(左)と李信恵さん。(写真/宮本有紀)

運建立さん(左)と李信恵さん。(写真/宮本有紀)

今世紀を戦争と性差別のない世紀にするために活動する女性に贈られる「女性人権活動奨励賞(やより賞)」は今年で第10回、最終年を迎え、中国で環境保護活動に飛び回る運建立さんが受賞。6日、東京・早稲田で贈呈式が行なわれた。

運さんは高校教員を退職後、湖北省

・漢江の浄化活動に取り組み、2002年にNPO「緑色漢江」を創設。都市も農村も「足にまめができてつぶれても」歩きまわり、環境保護を訴えて実践してきた。「環境保護おばあちゃん」と慕われ、中国のボランティアは数千人にもなる。

『もうひとつのノーベル平和賞』(08年、金曜日刊)に掲載された1000人の「ピースウーマン」の1人である彼女は、「命は一つ。地球は一つ。守るのはみんなの責任です。自分のできることは小さいがみんなの力をあわせれば世界を変えられる」と述べ、「平和を愛する両国の市民で交流を深めましょう。中日友好」としめくくった。

やよりジャーナリスト賞は、在日コリアンのライターで、「慰安婦」問題やヘイト・スピーチ問題に取り組む李信恵さんが受賞。最終年のみ設けられた「なくせ!女性への暴力」PR賞の映像部門はDV防止の啓発映像を作成した高橋巖さん、川柳部門は市川唯子さん、山本梢さん、久留素子さんが受賞した。

(宮本有紀・編集部、12月12日号)

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