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福知山線脱線事故から8年の集会

2013年5月24日4:47PM

遺族の無念を訴える藤崎光子さん。(写真/粟野仁雄)

 2005年4月25日に107人が死亡したJR福知山線脱線事故の起きた尼崎市で4月20日、「ノーモア尼崎事故、生命と安全を守る4・20集会」が開かれた。発起人の一人の桐生隆文さんは「強制起訴された井手(正敬)氏や垣内(剛)氏ら3人の元社長幹部は危険なことを聞いてなかったと繰り返して責任がないことを強弁していたが、上に伝わらないシステムを構築することで保身を図っていたのです」などと話した。

 40歳(当時)の長女を亡くした藤崎光子さんは「法廷で井手さんが『被害者が謝罪を求めているなんて最近知った』と平気で大嘘を言うので、私は『嘘ばっかり』と大声を出してしまいました。事故直前に伊丹駅でオーバーランしたことも知らなかったと言うので仰天しました」と裁判を振り返った。そして「娘婿は借金して居酒屋を移転しましたが『お金が入って立派になってよかったなあ』と言われるそうです。一銭ももらってないのに。13年も同棲していた内縁の夫を事故で亡くした荒川由起さん(当時32歳)が後追い自殺されましたが、彼女のお兄さんは遺族と認められず、被害者参加の裁判にも参加できません」などと訴えた。

 集会ではJALの客乗原告団の神瀬麻里子事務局次長も安上がりに潜む事故の危険などを訴えた。参加者は市内をデモ行進し、事故現場で献花した。

(粟野仁雄・ジャーナリスト、4月26日号)

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