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ワースト・アセス・コンテスト――大賞は普天間代替施設

2012年4月12日6:08PM

 日本で最もひどい環境アセスメントを競う「ワースト・アセス・コンテスト」が三月二二日、衆議院第一議員会館で開かれた。

 来場者による挙手投票で、「大賞」には普天間飛行場代替施設建設事業、次点の「怒りの鉄拳賞」には、北部訓練場ヘリコプター着陸帯移設事業(高江ヘリパッド)が得票多数で受賞。また、コピーライターのマエキタミヤコさんの選定で上関原発計画は「プレゼン賞」を受賞した。

 コンテストは、山崎誠、服部良一、赤嶺政賢ら超党派国会議員(敬称略)、大野正人・日本自然保護協会保護プロジェクト部長、草刈秀紀・国際自然保護連合日本委員会副会長ら有志の呼びかけで実施され、計一九事業の応募があった。

 アセス法は調査に基づいて影響予測・評価を行ない、住民や自治体意見を反映して、影響を回避・軽減する制度である。が、今回のコンテストで、情報隠しや後出し(普天間、上関原発、高江ヘリパッド等)、影響範囲や調査対象の矮小化や欠落(普天間、上関原発、設楽ダム等)など共通した運用の問題点が浮かび上がっている。

 また、吉野川河口については、道路と港湾事業による複合的な影響が評価できないという制度上の欠陥が指摘され、上関原発では、原子炉建屋の地質調査不足と不都合なボーリング調査結果の隠蔽など、各事業で特異の問題も報告された。一方、都市計画道路に伴う東京大学キャンパスの整備計画は、法の対象外で、影響を懸念する住民には参加機会すらない。

 実行委員会は発表資料を公表し、今後の改善につなげる考えだ。http://bead.mimoza.jp/

(まさのあつこ・ジャーナリスト、3月30日号)

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