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「デモ罪」が“”創設”されかけている――新宿の反原発デモで12人逮捕

2011年9月26日6:07PM

警察に取り抑えられるフランス人男性。原発擁護派の“巻き返し”が起きている。(撮影/筆者)

 福島原発事故からちょうど半年となる九月一一日、新宿駅周辺で「9・11新宿・原発やめろデモ!!!!!」(呼びかけ「素人の乱」)が開催され、約一万人(主催者発表)が三時間弱のコースを練り歩き、反原発、反核を訴えた。

 だが、「デモ開始二分後に逮捕者が出た」(バンド関係者)のを皮切りに、市民団体関係者、外国人、主催者側担当者など、逮捕者が続出。合計一二人が新宿警察署などに連行される異例の事態となった。

 筆者は主催者側警備担当として参加したが、午後五時前後の約一〇分間に新宿伊勢丹前付近において、三人が次々と逮捕されるのを目撃した。

 一人目は、路上での警察の過剰なデモ規制に抗議していた高齢者が転倒したことをきっかけに混乱状態となり連れ去られた。その際、一般市民を装った公安警察が歩道から飛び込んできて逮捕者救出をする素振りで混乱を煽るといった“茶番劇”も見られた。

 二人目は、放射能防護服のコスプレで参加していたフランス人男性で、すでに路上に組み伏せられていた(写真)。一緒にいた妻の話では「右翼に『脱原発は犯罪者』と言われたことに腹を立て、手を挙げて抗議したところ、取り抑えられてしまった」とのこと。三人目は、警察に囲まれて連れ去られるところで姿さえ見えなかった。「素人の乱」(高円寺の商店経営者などを中心とした集団)が八月に銀座で行なったデモでも歩いていた参加者二人が突然逮捕される事件が起こっている。

 警察側はデモ参加への恐怖心を植えつけるための「無差別逮捕」を行なっているかのようだ。デモに参加しただけで罪となる「デモ罪」が警察によって“創設”されかけている。

逮捕者を支援するためのカンパ宛先:ゆうちょ振替

口座番号 00140-2-750198 ミンナノキュー

(竹内一晴・ライター、9月16日号)

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