不器用なのか、火をおこすのが苦手だった。風呂を沸かすのは大体、子どものしごと。新聞紙に火をつけ薪を載せ、団扇であおぐ。これが、なかなかうまくいかない。しびれをきらせた祖母と交代すると、まか不思議、たちまち赤い炎が立ち上がる。ガスバーナーが出現するまで、私にとり、風呂焚きは大仕事だった。
不器用なのか、火をおこすのが苦手だった。風呂を沸かすのは大体、子どものしごと。新聞紙に火をつけ薪を載せ、団扇であおぐ。これが、なかなかうまくいかない。しびれをきらせた祖母と交代すると、まか不思議、たちまち赤い炎が立ち上がる。ガスバーナーが出現するまで、私にとり、風呂焚きは大仕事だった。