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ジェンダー情報

【声明】WiMNが東京医科大の女子減点疑惑について「メディア界も同様」と声明 8月6日

 東京医科大学が医学部入試で女子の得点を一律に減点していた疑惑について、「メディアで働く女性ネットワーク(WiMN)」が6日、「女子受験者差別に関する緊急声明」を発表した。声明は、疑惑が事実とすれば「生まれ持った性で不当な扱いを受けることは明らかな人権侵害」とし、「関与した大学関係者に、経緯の説明と原因の究明、当事者への謝罪」を求めている。
 また、「私たちメディアの世界も、同じ問題を抱えている」とし、「それぞれが所属する社の幹部や同僚から『採用で男に下駄を履かせろ』『男なら欲しいが、女はいらない』『成績順に採用すればほとんど女になっちゃうけど、女はすぐ辞めるからそういうわけにはいかない』などという声を聞いている」とメディア界にも同様の問題があると指摘。さらに、144カ国中114位という日本の「ジェンダー・ギャップ指数」も、医療界やメディア界のみならず「日本社会が各分野の入り口で女性の多くを閉め出していることを物語っている」と考察する。「多くの女性を閉め出した職場では、滅私奉公や長時間労働が当たり前のように求められる。男性にとっても働きやすいはずはない」とし、差別なき社会のため「メディアの一員としての苦い自省とともに、社会意識の変革とより良い制度の実現に向けて歩む強い決意」を表明した。全文はURL・https://www.facebook.com/WiMNJapan/で読める。

【政治】自民党が杉田議員のLGBTへの差別発言で異例の「指導」 8月1日

 自民党の杉田水脈議員がLGBTのカップルについて「子どもをつくらない、つまり『生産性』がない」などと『新潮45』に寄稿したことについて、同党は1日、「問題への理解不足と関係者への配慮を欠いた表現がある」とし、杉田議員に対して「十分に注意するよう指導した」ことをウェブサイトで公表した。杉田議員も「真摯に受け止め、今後研鑽に努めてまいりたい」とコメントしたが、謝罪や撤回はしていない。
 この対応について、7月27日に自民党本部へ抗議に行ったLGBT自治体議連世話人の石川大我豊島区議は、「杉田議員はLGBTだけでなくさまざまなマイノリティを傷つけた。引き続き本人による謝罪と撤回を求めていく」と話した。

【インフォメーション】

◆8月23日(木)11:00~11:45
▼第2次別姓訴訟第1回口頭弁論期日(原告意見陳述)
▼東京地裁立川支部405号法廷
▼連絡先:第2次夫婦別姓訴訟弁護団 早坂 TEL・03-3512-0539