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ジェンダー情報

【国会】衆議院の解散で継続法案は全て廃案 9月28日

 衆議院が9月28日に解散されたことにより、与野党がそれぞれ提出し継続審議となっていたクオータ推進法案をはじめ、野党から提出されていた性暴力被害者支援法案や選択的夫婦別姓導入の民法改正案、LGBT差別解消法案などの法案がすべて廃案となった。

 これを受け、クオータ制を推進する会は9月29日、衆議院議員会館で「怒りと抗議の緊急院内集会 廃案は許せない!」を開催。市民ら82人が参加した。主催者あいさつで赤松良子氏は「この集会は本来なら法案成立を推進する会であったが、一方的な解散によって怒りの会に変わった。また活動を積み上げてこの災いを福と成し、女性議員が増えるよう、成立に向け頑張りたい」と悔しさをにじませた。

 また、この法案提出に深く関わってきた三浦まり上智大学教授も「あと一歩のところで廃案となってしまい非常に無念。クオータは政党が約束をして女性議員を擁立するしくみ。選挙の結果次第で大きな地殻変動が起こりかねない状況だが、そこに動じず私たちが支援したい議員を見極めて応援することが大切だ。同時に、政党の枠組みをつくることに市民が関与していく必要がある」と法改正の必要性を訴えた。 

【NGO】民進党男女共同参画推進本部長とジェンダー平等政策について意見交換 9月26日 

「野党第一党にジェンダー平等政策を期待する会」のメンバーが9月26日、民進党本部を訪ね、菊田真紀子男女共同参画推進本部長と意見交換した。同会のメンバーは、ジェンダー平等政策のさらなる要望と、外部有識者による常設の助言機関の設置について要請。菊田本部長は「今回は急な解散・総選挙となってしまったため、突貫工事で政権公約のとりまとめを行なっている」と述べたうえで、要請内容については、選挙後にすぐ取り組むことを約束した。また、今回の総選挙を経て、人事や組織運営でも女性が主導権を取れるよう、1人でも多くの女性候補の当選に向けて頑張りたい、と表明した。

【インフォメーション】

◆10月10日(火)13:30~16:00
▼「逆風に抗して 夫婦別姓はなぜたたかれるか」
▼講師:坂本洋子(mネット理事長、ジャーナリスト)
▼会場:婦選会館1階多目的ホール(JR・地下鉄新宿駅)
▼参加費:1080円
▼申込み:TEL・03-3370-0238 かFAX・03-5388-4633か Mail・fitikawa.moushikomi@fork.ocn.ne.jpで
▼定員:先着30名
▼主催:市川房枝記念会女性と政治センター