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ジェンダー情報

【政治】女性首長を実現する会 愛知が「山尾しおり議員を応援する声明文」発表 9月26日

「女性首長を実現する会 愛知」は26日、「山尾しおり議員を応援する声明文」を発表した。
 内容は「私たちは、政治家はその政治姿勢、政治活動などによって評価されるべきだと考えます」「この間、政治的課題とは無関係な問題で、政治家に関する世論を操作する政治の風潮に、私たちは大きな危惧を覚えます。特に、その風潮に乗った女性政治家たたきに激しい怒りを感じています。私たちは、山尾しおり代議士を、今まで通り支持し、応援を続けていく事をここに表明いたします」など。(全文は同会ブログURL・https://ameblo.jp/quota-aichi/で)。
 同会の栗原茜さんによれば、「女性の味方のはずの山尾さんの不倫疑惑に女性たちが失望している」という方向の報道に対抗し、応援のメッセージを込めているという。「クオータ制の実現をめざす会」「女性を議会に!ネットワーク」など8団体が声明への賛同を表明している。

【性暴力】性暴力被害の当事者団体「Spring」キックオフイベント 9月23日

 刑法の性犯罪規定が大幅に改正され7月13日に施行された。改正実現に尽力した「性暴力と刑法を考える当事者の会」は解散し、同会の山本潤さんらが「性被害を受けた人がフリーズ(凍りつき)から動き始め、人生の冬を過ごしているすべての人の心に春がくるように」という願いを込めて新たに一般社団法人Springを7月7月に設立。キックオフイベントが9月23日、東京・文京区で行なわれ、具体的な被害例をもとに、今回の改正で落ちてしまった「公訴時効の撤廃又は廃止」「暴行脅迫要件の緩和」などの問題点をとりあげ、3年後の見直しに向け研究や政策提言をしていくことを確認した。
 元TBS記者の山口敬之氏を「準強姦」容疑で告訴したフリージャーナリストの詩織さんもかけつけ、取材したスウェーデンのレイプ被害者の救済センターを紹介。2015年から男性被害者も駆け込めるようになった同施設では「被害後6カ月間は警察に被害を出すか出さないかを考えられる。選択肢が得られて治療が受けられるということで、日本でもそういう場所ができることを願っている」などと話した。
 イベント直前の21日、東京地検が山口敬之氏を不起訴処分にしたことについて東京第6検察審査会が「不起訴相当」と判断。詩織さんは「なぜそうなったのか、しっかり説明して頂きたかったと思います」などとコメントを出している。会場ではこの件には触れなかったが、「3年後によりよい法律・システムになるように勉強していきたい」と述べた。
宮本有紀(編集部)