「理解は絆を強くする」をキャッチフレーズに2014年から始まった「中国百科検定」。主催する日本中国友好協会は12月１日から、第３回検定（17年３月20日実施）の受験申し込みを受け付けます。

　歴史認識や領土問題をめぐり日中関係が悪化する中、隣国への理解を深め、民間交流を広げていくのが目的。語学能力ではなく、中国の歴史や地理、政治・経済、文化など多分野の知識を問うユニークな検定で、ビジネスや観光などに活用できます。受験者数は第１回と第２回で延べ８００人超に。

　全国30会場で実施される第３回は、これまでの３級（ものしりコース）、２級（中国通コース）に加え、１級（百科老師コース）を新設。今回はまた、日本ユネスコ協会連盟が新たに後援団体に加わり、さらに中国国家観光局と中国日本友好協会が春秋航空とともに協賛。成績優秀者には招待旅行や往復航空券（ペア３組）などの副賞も提供されるなど、草の根交流への支援の輪が広がっています。

　試験内容は公式テキスト『中国百科』から４分野（地理・歴史・政治経済・文化）全60問の出題で四者択一マークシート方式。３級と２級は正答率70％以上、１級は同80％以上で合格です。公式テキストの購入は全国１６０の同協会支部、最寄り書店へ。詳しくは中国百科検定公式サイトURL・http://www.jcfa-net.gr.jp/kentei/。受験申し込みおよび問い合わせは日本中国友好協会（矢崎、滝沢）まで。TEL・03・5839・2140。