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ジェンダー情報

【国会】文科省が通称使用について教育委員会に働きかけをすると答弁 11月2日

 衆議院法務委員会で2日、民進党の井出庸生議員が通称使用について質問した。教育委員会が結婚した同年度内という期限付きで旧姓使用を認めていることについて井出議員は、「これは本当に旧姓使用が広く認められていると言えるのか疑問だ。年度内だけは認めるというのがはたして政府の方針に沿うのか」と述べ、文部科学省に見解を求めた。これについて文科省初等中等教育局の瀧本寛審議官は「政府の考え方を踏まえ、教職員の旧姓使用について教育委員会へ働きかけたい」と答弁した。文科省が通称使用の積極的な働きかけを表明するのは初めて。

【政府】世論調査 「夫は仕事、妻は家庭」に反対が54.3% 10月31日

 内閣府は10月31日、「男女共同参画社会に関する世論調査」結果を公表。これによれば「夫は外で働き、妻は家庭を守るべき」という固定的役割分担に賛成する人の割合は40.6%で、反対する人の割合は54.3%だった。
 各分野で「男女の地位が平等になっていると思うか」との問いに、最も平等感が高かったのは「学校教育の場」の66.4%で、「家庭生活」47.4%、「自治会やPTAなどの地域活動の場」47.2%、「法律や制度の上」40.8%、「職場」29.7%、「社会通念・慣習・しきたりなど」21.8%と続き、最低は「政治の場」の18.9%。また、「男性の方が優遇されている」と答えた割合は女性が高く、「平等」と答えた割合は男性が高い。女性には不平等と意識されていることも男性は平等だと意識しており、男女共同参画社会の実現が進んでいないことがわかった。
 今回初めて旧姓使用についての意識が調査され、結婚改姓した場合に「旧姓を通称として使用したいと思う」は31.1%にのぼった。年代別では、30歳未満では40.5%、30代38.2%、40代37.6%、50代34.8%、60代27.7%、70歳以上18.5%と、年齢が若いほど旧姓使用を希望する人が多いことがわかった。

【インフォメーション】

◆11月19日(土)13:30~
▼それぞれの言葉で語る「平和」から"わたしたちの現在"を考える
▼登壇者:ノーマ・フィールド(シカゴ大学名誉教授)、青井未帆(学習院大学教授)、米田佐代子(平塚らいてうの会会長)
▼会場:東京・主婦会館プラザエフ(四ツ谷駅)
▼参加費:2000円(学生1000円)
▼申込み:必要事項を記入しファクスで FAX・03-3818-8626
▼主催:平塚らいてうの会 TEL・FAX・03-3818-8626