今から49年前の1967年10月８日、当時の佐藤栄作首相がベトナム戦争加担のため、南ベトナムを訪問するのを学生たちが阻止しようとした「羽田闘争」で、京都大学１年生の山崎博昭さんが機動隊との衝突の中で死亡しました。山崎さんは死後に遺されたノートに、「反戦の闘いに命をかける」との言葉を記していました。

　そして来年、ベトナム社会主義共和国・ホーチミン市の「ベトナム戦争証跡博物館」で、山崎さんをはじめ60～70年代に闘われた日本のベトナム反戦運動の記録資料（ポスター、関連書籍、雑誌、新聞等）と写真で構成される「ベトナム反戦闘争とその時代」展が、開催されることになりました。

　世界最強の米軍に一歩もひかずにベトナム人民が勝利したこの戦争では、日本政府の戦争加担政策に反対し、山崎さんや学生たちのみならず、労働者や主婦、高校生に至るまで幅広い層が闘いに加わりました。その時代の経験を、ベトナムの若者、そしてベトナム最大規模の同「博物館」を訪れる多くの外国の方にも知っていただこうという趣旨です。

　しかし現在まで、開催にあたって必要な資料の翻訳代などイベントの運営費が不足しております。全国の皆様のお力で、この歴史的な展示会を支えていただけないでしょうか。ご支援・応援を、よろしくお願いいたします。

●振込先：三菱東京ＵＦＪ銀行 銀座通支店 普通預金0375980
●名義： 10・８山崎基金