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在日の原点に迫る 唯一の朝鮮人罹災体験録

 一九四五年三月、米軍の東京空襲によって多くの犠牲者が出た。その中には多数の朝鮮人が含まれていたが、それらの記録集には、朝鮮人の話は全く出てこない。

 聞き書きは権力を持たない庶民の体験を書き残すための手法といわれるが、先の戦争に関しては、日本人庶民の苦労話が、より悲惨なアジアの人々の体験を覆い隠す効果をもたらしている。その結果、戦争の加害と被害があいまいにされ、自分たちの苦労話は記録に残してもアジアの人々の話にはまともに取り合おうとせず、それが昨今の事態をも招いているようだ。

 東京大空襲時、「なぜ、そこに朝鮮人がいたのか」は、「なぜ、いま日本に多くの朝鮮人がいるのか」という問題の核心に迫る問いかけでもあろう。

▼書籍:『東京大空襲・朝鮮人罹災の記録』
●PART I「語り継ぐことのない」悔しさ、PART II なぜ、そこに朝鮮人がいたのか/I & II合本 B6判・二五三頁・頒価一四八〇円
●PART III「葬り去られる犠牲者」に光を B6判・二三一頁・頒価一六八〇円(二巻セット二八〇〇円)

▼連絡先:東京大空襲・朝鮮人罹災を記録する会 代表 金日宇
〒115-0053東京都北区赤羽台3-4-7 一粒出版気付
電話番号&ファクス 03・6279・3356
メールアドレス uil21@yahoo.co.jp
会のホームページ(書籍の目次も)URL http://www4.ocn.ne.jp/~uil/45310.htm