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特集記事

2012年4月27日 893号 特集記事

■憲法特集
 自由民権運動から脱原発社会へ
 草の根民主主義を見つめる

東日本大震災は、
原発を象徴とする近代の病を剥き出しにした。
私たちは今、
政治家へ「おまかせ」するのではなく、
自ら考え、
参加していくための決意が問われている。
かつて明治維新という破壊は、
自由民権運動をもたらし、
民が主となる憲法案が、
自由闊達に議論された。
そうした人々の精神と希望への行動を手がかりに、
復興の芽を見つける。

●民衆が描いた社会像
 在野の民衆憲法こそ、憲法の源流
 新井 勝紘


どういう国をつくるのか――自由民権運動を担った有志たちは
議論を重ねた。起草された{民衆憲法}と、作り手の群像を追い続ける
新井勝紘専修大学教授が、現代への視点を打ち立てる。



◆植木枝盛から吉野作造、そして鈴木安蔵へ
 日本国憲法の歴史的な系譜を解き明かす
 ドキュメンタリー映画『太陽と月と』
 福原 進





●民衆憲法
〈五日市憲法〉〈東洋大日本国々憲案〉〈憲法草稿評林〉
 民衆憲法の普遍性
 新井 勝紘


一八八九年に大日本帝国憲法は発布された。
明治維新からこの間、
民間人等によって起草された憲法草案は六十余、
未発見のものを含めれば一〇〇にも達する。


◆解説 「国民の権利」を強調


◆解説  死刑廃止、革命権を明記

◆解説  共和制を射程に


●対談 節を曲げない東北人を語る
 反原発、護憲へとつながる自由民権の心
 菅原文太×佐高信


今年初め、テレビ番組で東北の民権運動家たちの
足跡を追った宮城県出身で俳優の菅原文太さん。
明治初期、藩閥政治に対して批判が高まり、
国会開設を求めて自由民権運動が全国に広がった。
山形県出身で評論家の佐高信と、自由民権運動の意義を語った。


●自由民権と婦選運動
 権利獲得のため闘い続けた女性たち
 齋藤笑美子


敗戦後、憲法に男女平等が盛り込まれ、女性の参政権も実現した。
だがこれは突然与えられた天恵ではない。新憲法下で
早々に実現したのは、自由民権運動の時代から長く女性たちが要求し
さまざまな形で闘ってきた歴史があったからこそである。



●1みどりの未来
 「みどりの政治」は実現するか?
 市民主導のビジョンと政党をつくるとき
 すぐろ 奈緒


憲法第二五条の「生存権」や、憲法第一三条の「幸福追求権」として
私たちには、環境利益を享受する権利が認められている。
放射能で地球を汚染する原発はその対極にある。脱原発社会に向け、
ヨーロッパのように日本版「緑の党」が活躍できるのか。



●2グリーンアクティブ
 「みどりの政治」は実現するか?
 「明治」時代の自由で創造的な精神を引き継いで
 マエキタ ミヤコ


今年二月、「緑の党のようなものをめざす」として
発足したグリーンアクティブ。ヨーロッパの「緑の党」の流れとは異なる、
日本の独自性にこだわる精神を辿ってみると、明治時代の
民権家・司法卿を受け継ぐ歴史的文脈が流れている。


●動き出す憲法審査会
 大震災を契機に再起動した改憲論
 高田 健


二〇〇七年に設置が決められた憲法審査会が昨年一一月に審査を始めた。
東日本大震災の対応におわれているはずの国会で、
なぜ緊急課題でもない憲法改定議論が行なわれているのか。
そこには、震災を口実にした非常事態条項導入などの目論見がある。


●再録 筑紫哲也さん 風速計
 新憲法ではない


本誌創刊時からの編集委員だった故・筑紫哲也さん。何よりも読者を大切にした彼が、繰り返し呼びかけたテーマの一つが「憲法」だった。「風速計」のために書かれた2005年の原稿を再掲する。

つづきは本誌で

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